

菅原道真といえば、学問の神様。無実の罪で大宰府に流された…東風吹かば匂いおこせよ梅の花の歌などが有名ですが、
道真は政治家であり、文章家であり、歌人であり、そして死後天神さまとして祭り上げられていった御霊信仰の対象であり、さまざまな切り口のある興味深い人物だと思います。
本製品は菅原道真の出生から、少年時代・青年時代・宇多天皇に重く用いられ、右大臣にまで至るも、無実の罪を着せられ、大宰府に流され、死後、怨霊として恐れられ、やがて学問の神様に至るまで語っています。
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内容紹介
第一章「菅原氏のルーツ」
菅原氏のルーツは古代氏族の土師氏(はじし)であり、そのさらにルーツは神話の昔にさかのぼる。桓武天皇の時、土師氏は菅原氏と改姓する。この菅原古人が、菅原道真の曽祖父である。
第ニ章「少年時代・青年時代」
若き日の道真は出世をかさね、文章博士(もんじょうはかせ)に至る。祖父も父もつとめた、ほまれ高い役職であったが、道真は周囲の妬みを買うことになる。
第三章「讃岐守時代」
讃岐守として地方での仕事は、道真にとって気のすすまないものだった。四年間の任期を、道真はいかに過ごしたのか?
第四章「阿衡の詮議」
宇多天皇と太政大臣・藤原基経の対立のはざまにあって、学者の橘広相(たちばなの ひろみ)が処罰されそうになる。道真は都にのぼり、藤原基経に長文の意見書をたてまつる。
第五章「遣唐使の廃止」
遣唐使が廃止されたいきさつ。そこに菅原道真が果たした役割について。
第六章「大宰府へ」
右大臣から一転して、道真が大宰府送りとなったのはなぜか?通説のように道真は「無実」なのか?
第八章「天神信仰」
死後ほどなくして、道真の神格化は始まった。道真はなぜ「天神さま」と呼ばれるのか?古代からの天神信仰が、どのように菅原道真と結びついたのか?
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通して聴くと、菅原道真の生涯と、死後の天神信仰の広まりについて、楽しみながら学ぶことができます。
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